将来の自分のために考えること 認知症にならないために気をつけることまとめ

生活習慣を見直して予防しよう

認知症はなぜ発症するのか、細かい部分は未だ不明と言われています。アルツハイマー病は最も多いとされるアルツハイマー型認知症を発症する原因の一つで、主な症状としては記憶障害などの中核症状、妄想や幻覚などの周辺症状があります。
介護している家族からすると、身体的にも精神的にも大きな負担がかかります。治療で進行を遅らせたり、症状を緩和させることは可能ですが、完治させる方法は未だ確立されていません。
そこで注目を浴びているのが「予防」という観点です。不明な部分が多い発症の原因ですが、アルツハイマー病に限って言えば偏った食生活、運動不足、アルコール、タバコなどの生活習慣やストレスを溜めやすい性格も影響すると言われています。
発症してから対処するのではなく発症を予防するためにはどうすればいいか、様々な方法があります。
例えばアルコールだと、深酒が過ぎると脳が萎縮し発症率が上がるというデータがあります。これは長年の生活習慣からくるものなので、日々少しずつアルコールの量を減らすことで対策できます。タバコも同様に原因の一つですが、禁煙することで対策が可能です。また、日常的に他者とコミュニケーションを取ることも重要です。独居の高齢者は必然的にコミュニケーションの機会が少なくなり、脳への刺激が不足します。積極的に近所の住民や友人との付き合ったり、デイサービスなどの介護サービスを利用したりすることも選択肢です。
発症前にできることから無理なく取り組むことが認知症の予防には効果的です。